理想のお便り 赤ちゃん編
(出典:キャリカレ 腸活アドバイザーテキスト)
赤ちゃんは胃腸が未発達なため、
補完食で食べたものが消化されずに、
驚くような色でそのまま出てくることもありますが、
本人が元気 なら問題ありません。
出産直後の赤ちゃんは、
黒いネバネバした便を 出すこともありますが、
これは胎内にいたときに腸管内にたまったカスが出てきているもの(胎便) なので、
問題ありません。
〇便の色
生後2~3ヶ月まで・・・明るい黄土色・黄色、淡い茶色、 明るい緑色が理想です。
補完食を始めるまで・・・だんだんと色が濃くなってきます。
黄土色や明るい茶色 緑がかっていても心配ありません。
補完食から卒乳まで・・・補完食の割合が増えるにつれ、大人の便に近づいていきます。
黄土色~ 明るい茶色が理想です。
〇便の柔らかさ
生後2~3ヶ月まで・・・水っぽい、とても柔らかな泥状の便が正常です。
下痢ではなく、赤ちゃんにとって理想の柔らかさです。
補完食を始めるまで・・・だんだんドロドロになって水気が少なくなっ てきますが、
まだ泥状が理想の柔らかさです。
補完食から卒乳まで・・・補完食の割合が増えるにつれ、大人の便に近づいていきます。
ドロドロの泥状から、 完熟のとても柔らかいバナナくらいへと、
少しずつ形になっていきます。
〇便のにおい
母乳を飲ませている場合、
母体の体調や食べたものによってにおいが変わることもあります。
母体がニンニクや香辛料などにおいの強いものを食べると、
赤ちゃんの便も臭くなることがあります。
赤ちゃん が元気であれば問題ありませんが、
生後2~3ヶ月は母体もニンニクや刺激の強い香辛料は
避けた方がよいでしょう。
補完食を始めるまで・・・甘酸っぱい、またはツンとはしない酸っぱいにおい。
あるいは炊き立てのご飯のようなにおいが理想です。
補完食から卒乳まで・・・補完食を始めると臭くなりますが、
あまりに おいが強くない便こそ、細菌が元気で腸内フローラのバランスがいい証拠です。
〇便の比重
赤ちゃんはオムツに排便するので、重さは判別できません。
トイレで 排便できるようになったあとは、
大人と同様、 水に浮く便が理想です。
〇便の出方
近年、 赤ちゃんの便秘が増えているといいます。
ここでは、赤ちゃんの便秘サインの読み取り方を学びましょう。
① 数日便が出ていない。
② 便を出すときにいきんでもなかなか出ない。
③ 便が硬い・・・・・・赤ちゃんの便は大人より柔らかいものが理想です。
④ 空腹時にお腹が張っている・・・・・・授乳前にお腹を触ってみましょう。
空腹なのに張っているときは、便がたまっている可能性があります。
⑤機嫌が悪い・・・・・・ オムツやミルクでもなく、機嫌が悪ければ、
それは 便秘の苦しさで機嫌が悪くなっているのかもしれません。
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