3月のバラの栽培管理のポイント

 まだまだ寒い日がありますが( 気温は日増しに高くなり、

バラは剪定したところから芽を 伸ばして月末には数cmになります。

 手入れの作業はこれまで順調にこなしていればそれほど作業はない時期です。

 

( 1 )大苗の定植

 上旬まではまだできますがなるべく早めに行うに越したことはありません。

 鉢植えの株を 庭に下ろすのはいつでもできますが、

 冬に用土替えしたものは、まだ根が十分に張ってお らず土が落ちてしまうので、

 新梢が伸びてくるまで待ちましょう。

 

( 2 )鉢植え用土替え、鉢替え

 大苗の定植と同様に上旬までは可能です。

 

( 3 )施肥

 庭植えのものには、この頃に芽だし肥といって化成肥料などを株元にまく人もいますが

多分に気分的なもので冬に施した寒肥が徐々に効いてくるころなので、やらなくてかまいません。

 鉢植えには置き肥と液肥を始めますが、最近用土替え、鉢替えしたものは、

その10日後くらいから新根が伸び始めるので、それから始めましょう。

 

( 4 )剪定と誘引

 遅くとも上旬までに木立樹形(HT、Fなど)やシュラブの剪定を終えるようにしましょうす。

 つるバラの剪定と誘引も同様にまだ行っていない方は早めに(上旬まで)行いましょう。

 なお、芽かきについてはまだ小さな株のバラについては必要ないと思いますが、

 大きな株については、

 同じ節から2~3芽伸びてきている場合は弱々しい芽や内に向いた芽については芽かきしてもいいでしょう。

 私も、3月に入ってから芽かきを行っています。

 手で簡単に摘み取ることができます。

 

( 5 )病害中の防除

 薬剤の定期散布は4月に入ってからでも大丈夫ですが、

暖冬で暖かく芽吹きが早い所では害虫も動き出すので注視して発見したら対処しましょう。

 特にこの時期は周りに緑がないので、アブラムシの格好の餌食になります、よく観察しましょう。

 (オルトラ、ベニカ水溶剤など)

 鹿児島の我が家では、かなり芽が伸びてきているので、

3月初めに1回目の殺菌剤を散布(住友化学園芸 殺菌剤 stサプロール乳剤)しました。

 昨年、黒星病が出た株が多かったので治療の意味と予防も含めて行いました。

 

( 6 )水やり

 庭植えのものには雨が定期的に降り土中の水分は不足することはないので水やりは不要です。

(でも、かなり乾燥する日が続くときは土の様子を見て与えて下さいね)

 鉢植えの株には上旬には5~7日に一度くらい、

 3月下旬頃には2~5日に一度くらい与えるのが目安ですが、

 天候や風、日当たりによっても違ってくるので、よく表土の状況を観察して与えて下さいね。

 表土を触ったり、2~3cm指を入れてみて乾き具合を確認してくださいね。

 

3月はバラの芽が徐々に伸びてきて、その生長を見るのがとても楽しみですね。

開花まであと2か月余りです待ちどおしいですね。

 

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