バラの栽培方法 9月の管理方法

今年も残暑が厳しいですね~
今年の夏は特に猛暑日が続き水やりも含めて管理が大変でした。
さて、9月のバラの栽培管理についてです。
秋の開花に向けた
    準備期間です
秋の剪定はタイミングが大切です。
というのは、バラは平均気温が10度以下で活動が止まり
花は20度前後できれいに咲くんですよ!
秋は夏と違い日ごとに日が短くなり、
徐々に気温も下がっていきます殮
秋の剪定の1日の遅れは
1週間の遅れになるといわれています聯
ただ、
花がら取りを早めにしっかりとやって
咲かせ続けたいときは、剪定は必要ありません
ぽちぽちと咲き続けるのを楽しんでいる方も
いらっしゃいますからね~
(私も、庭植えのバラは春からずっと咲き続けてます)
さて、最近ではどこで台風が発生して
被害を及ぼすかわからなくなってきましたね聯
予報(進路)に注意して、台風への対策として
支柱への結束をしておきましょう!
ポットローズ(鉢植え)ならばいっそうのこと倒しておくほうが
よいこともあります。
もし、台風の被害を受けたときは
折れた枝やこすれた葉などがあれば処理します。
また、海に近いところでは潮風を受けているので、
水をかけて塩分を洗い流しましょう
(近くなくても塩分を含んでいる場合もありますよ)
葉が外側から茶色くなるのは風による
傷みが原因が多いようです。
(木バラ・苗木)
10月に向けて開花準備を・・・
苗木も10月の開花に向けて剪定が必要です
剪定すれば充実した芽が出てそこにつぼみが付きます
剪定
  春に植えてから成長して株がしっかりしてきたら
  秋に花を咲かせても大丈夫です。
  (ここがポイントです、弱々しい株は株の充実が優先です)
  2段目の5枚葉の上で切っておくと
  そこから伸びた芽の先につぼみが付きます
  (あくまでも目安です、全体の2/3で切り詰めるなど
   いろいろ言われていますが深く切り詰めるのはNGです)
  細い枝には花はつきません。
水やり
  剪定をした後、2日くらいは水やりは休みます
  その後は乾いたら十分に与えます
薬剤散布
  まだまだ病気も虫も活躍しています。
  殺虫剤、殺菌剤を合わせて散布しましょう獵
肥料
  フラワーメーカーなどの配合肥料を芽だしの肥料として
  軽くひとつかみ株まわりに円を描いて置きます
(木バラ・成木)
10月の開花に向けて剪定作業を実施しましょう
よい花をいっせいに咲かせるには必要不可欠な作業ですね
剪定
  剪定をする場合は必ず9月中旬くらいまでに・・・
  (地域によって異なりますから注意です。
   今年は平年より気温は高めという予報がでていますからね))
  行わなくてもかまわないですが、
  剪定で株の形を整えて、無駄な枝を取り除き
  よい芽を残すことで10月にすばらしい花を期待
  することができますよ秊
  
水やり
  剪定により枝葉が幾分少なくなります。
  水分の蒸散も合わせて少なくなりますので
  バランスをとって2日くらいは水やりを休みます
  その後は乾いたら十分に与えます
薬剤散布
  ハダニはやや下火になりますが、下旬ころには
  ウドンコ病や黒星病がまた復活します。
  アブラムシは相変わらずですので、
  殺虫剤、殺菌剤の定期的な散布は欠かせません
肥料
  剪定をする場合もしない場合も
  上旬・中旬にはフラワーメーカーなどの配合肥料を
  芽だしの肥料としてひとつかみ半ほど
  バラバラと置きましょう獵
(ポットローズ 苗木)
摘らいをしましょう・・・
まだ株の充実をはかるためにつぼみを取り続けます
それでも、9月末についたつぼみは咲かせても大丈夫ですよ聆
摘らいと台風対策
  今月の20日ころまでは出てきたつぼみを摘み取る
  作業を続けます。
  それ以降のつぼみは秋に咲かせるとよいでしょう
  苗木の場合は特に台風に気をつけましょう
  継ぎ目から折れてしまうことがよくあります
  できれば屋内に・・・
水やり
  乾いたら十分に与えます
薬剤散布
  ハダニはいくぶん衰えてきますが、
  下旬にはまたウドンコ病が発生してきます
  どうしても定期的な薬剤散布は欠かせません
肥料  
  液体肥料を7~10日の1度与えましょう獵
(ポットローズ 成木)
今月の作業は苗木と同じ・・・
花がらをきちんと取りながら咲かせ続けてもかまわないのですが
ポットは樹形が乱れないほうがよいので、
なるべく剪定しましょう
水やり
  特に鉢植えは肥料やりより水やりが大切です
  絶えず水がたまっているのはよくないですが
  鉢の表面が乾いたら鉢底から抜け出るまで十分に
  与えましょう獵
薬剤散布
  上旬は暑いのでまだハダニに気をつけましょう
  ベランダは地上よりもハダニとアブラムシが
  よくつきます。
  殺虫剤、殺菌剤を合わせて散布しましょう獵
肥料
  液体肥料を7~10日の1度与えましょう獵
(つるバラ 苗木)
株の充実をはかりましょう
つるバラの苗木は秋にはつぼみは
ついても小さかったりとあまりよい花が咲きません
むしろつぼみを取って株の充実をはかりましょう
摘らい
  つるバラの苗木はたとえ四季咲きでも
  秋に咲く花は少ないので、今秋は咲かせずに
  つぼみは摘み取りましょう
薬剤散布
  殺虫剤、殺菌剤を合わせて散布しましょう
肥料
  今月は休みます
(つるバラ 成木)
シュートは大切に伸ばしておきましょう・・・
伸びてきたシュートは来年の大事な開花枝です
なるべく上に伸ばして支柱などを添えておきましょう
水やり
  乾いたら十分に与えます
薬剤散布
  殺虫剤、殺菌剤を合わせて、ハダニが出たら殺ダニ剤もかけます
肥料
  今月は休みます
(オールドローズ 苗木)
株の充実が重要です
まだまだ株は成熟したとはいえないでしょう
来年の春まで、株をしっかり育てましょう
水やり
  乾いたら十分に与えます
薬剤散布
  黒点病に注意、アブラムシ、下旬のうどんこ病対策も必要
肥料
  今月は休みます
(オールドローズ 成木)
つぼみは大切に・・・
たまにつぼみがつくことがあります
大事にして秋の花を楽しみましょう
水やり
  9月はまだ暑い日が続きます
  十分に与えます
薬剤散布
  黒点病に注意、アブラムシ、下旬のうどんこ病対策も必要
肥料
  秋に花を咲かせるものだけ株まわりにバラバラと
  配合肥料をまきましょう!
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