1月のバラの手入れポイント

 さて、本来の季節で言うとバラは休眠の真っ最中でひっそりと佇んでいるはずと思いますが、
 それでも、1月から2月に向けて寒さは強くなっていき、
 今つけている葉もこれから徐々に落としていくと思います。
 1月~2月はやっておいた方がよい仕事はたくさんありますので、
こたつで縮こまらずに計画を立てて作業をこなしましょう。
( 1 )大苗の定植
  12月に続いて大苗を植える適期です。
  植える場所にあらかじめ植え穴を作っておくとゆっくりと作業ができます。
  この時期ですとバラの販売業者にはまだ在庫がたくさんあると思いますので、
 通販で注文するとすぐ届くと思います。
 通販の苗は裸根(べアルート)で届けられるのもあるので、
 到着し だい苗を2~3時間から半日水に浸したのち、定植するか、仮植えをしておきます。
( 2 )移植
  これまで植えてあったものをほかの場所へ移植するにはこの時期が最適です。
  新しい場所にあらかじめ植え穴を用意したあとに移動する株を掘り上げます。
  その際、強剪定を行い身軽にしておけば、掘り上げ作業が楽に進められます。
  (休眠期は根を傷つけても大丈夫ですが、出来たら剪定をした後に移植や植替えはした方がいいです)
  跡地に別の苗を植える場合は根の周りに新しい土(これまでバラが植わってなかった所の土)を
  バケツ1杯(10リットル程度)入 れることを忘れずにしましょう。
( 3 )鉢植えの土替え、鉢替え
  いわゆる鉢植えの衣替えです。
  土替えと鉢替えも適期です。
  鉢土はもちろん事前に用意しておきます。
  寒い時期なので鉢が凍っていたら作業がやりにくいので、お昼過ぎから始めるとよい でしょう。
( 4 )施肥
  冬の元肥入れはこの時期(一月中下旬~2月上旬)に行うので寒肥とも言われます。
  休眠期のため、根を切っても弱らないので、深く耕すチャンスでもあります。
  
( 5 )剪定と誘引
  この作業は3月上旬までの間、いつ行ってもよいので早めに済ませたい方は始めましょう。
  また、枯れた幹や古い幹をとりあえず除去(仮剪定)しておき、あとで高さを詰めてもよいと思います。
( 6 )病害虫の防除
  この時期はマシン油乳剤を散市して、しつこいカイガラムシを退治するのに最適です。
( 7 )水やり
  株は活動を体止しているため葉はついていても水分は蒸散しません。
  鉢植えでも晴天がよ ほど続かない限り、水やりは不要です。
( 8 )繁殖
  接き木の適期でもあります。
  台木購入できなかったときは自生しているノイバラを掘り上げて、
 その根に接げば楽に増やすことができます。
( 9 )除草と清掃
  冬場でもハコベなどの雑草が生長しています。
  早めの除草と落ち葉の清掃を行ってから、元肥を入れるとよいでしょう。
1月~2月は寒いのでなかなか億劫になりがちですが、
来春の開花を楽しむために暖かい日にちゃちゃっとやっちゃいましょう!
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